平成29年度本渡歴史民俗資料館 秋期特別展

「竹添進一郎展 近代天草が生んだ巨星」を開催しております。


 本年は、大矢野出身の偉大な漢学者・竹添進一郎が没して100年となります。

 竹添進一郎は天保13年に生まれ、7歳で神童と呼ばれました。
 熊本の木下韡村(いそん)塾に入塾しすぐに塾頭となり、藩校時習館(じしゅうかん)で学び、幕末の混沌期に熊本藩士として活躍します。

 熊本藩士として国事に携わり、明治政府の文部官僚、外交官として栄達していきます。

 退官後は東京帝国大学で漢学講座をもち、中国奥地の紀行文『桟雲峡雨日記(さんうんきょううにっき)』や、晩年に帝国学士院賞を受賞することになる『左氏会箋(さしかいせん)』などを執筆し、明治期の日本を代表する漢学者となりました。

 今回の秋の特別展では、竹添進一郎の遺墨や著作等を通じて、彼の歩んだ波乱万丈の道のりを紹介しています。


 ご来館をお待ちいたしております。


 天草市立本渡歴史民俗資料館

 〒863-0013 熊本県天草市今釜新町3706番地

 (0969) 23 ‐ 5353

 月曜日 休館  入館料 無料

2017年11月15日更新