本渡歴史民俗資料館では11月8日より企画展を開催いたします。

要項

企画展「天草今昔-麦島勝が見た昭和-」
期日:2011年11月8日(火)~12月25日(日)(時間は午前8時30分より午後5時まで)
場所:本渡歴史民俗資料館 2階研修室
入館料:無料
お問い合わせ先:天草市立本渡歴史民俗資料館
(電話)0969-23-5353
(URL)http://hp.amakusa-web.jp/a0798/MyHp/Pub/Default.aspx
主催:天草市立本渡歴史民俗資料館
共催:熊本大学五高記念館
     熊本大学拠点形成研究B「閉鎖性沿岸海域における環境と防災、豊かな社会環境創生のための先端科学研究・教育の拠点形成」研究グループ
    熊本大学文部科学省特別研究「生物多様性のある八代海沿岸海域の俯瞰型再生研究プロジェクト」研究グループ

今回の企画展は現在八代市にお住まいの麦島勝氏が撮影した昭和20年代~30年代にかけての写真を展示します。麦島氏はほぼ半世紀近く写真を撮影してこられた方です。
撮影地はお住まいの八代を始め、天草や熊本市内など熊本県のほぼ全域です。これまで撮影されたフィルムはご本人によれば3000本あるそうです。現在このフィルムを熊本大学五高記念館と拠点形成研究B研究グループによってデジタル化する作業が進められています。今回の企画展は、このデジタル化作業の成果でもあります。
今回展示する写真はデジタル化されたカットの中から約100点を選びました。そのうち50点を展示し、期間中に変えていく予定です。

昭和20年代から30年代にかけて撮影された写真は、現在では見ることができなくなった風景が写されています。表情豊かに暮らす人々の様子や、豊かな山や川や海、道端で遊ぶ子供たち…など、かつて「どこにでもあった風景」がそこにはあります。こうした風景は昭和30年代半ばごろからの高度経済成長によって徐々にその姿を消していったと言われます。しかし果たしてそうでしょうか。もしかすると、形を変えて現在の我々の生活につながっているのかもしれません。昭和の生活と今の我々の生活とがどこが同じでどこが違うのかを考えながら見ていただけたら幸いです。

 ポスター3-2-01

2011年11月08日更新