気が付けばあっという間に8月も終わりそうな時期になっていますね。
日差しはまだ暑いけれど、朝夕はだんだんと過ごしやすくなってきました。
夜はコオロギなのか、秋の虫たちが徐々に鳴きはじめているし、
なにより日が暮れるのが早くなったなぁと感じる今日この頃です。
どうもこんにちは、資料館「せ」です。
さて今回は、8月23日木曜日に開催した講座
「牛乳パックカメラを作ろう」のレポートです。
左が私物デジ一のNikonD80で、右が今回作った牛乳パックカメラです。
姿かたちは違えど、写真が写る原理原則は同じ…なんだか不思議な感じがします。
今回の講師は、熊本市立熊本博物館の西田範行先生です。
解説をされる西田先生。
なお、今回の材料や道具等はすべて西田先生に用意していただきました(牛乳パックまで!)。
ありがとうございました。
作り方は工作ができるようなある程度の年齢の子どもだったら簡単にできるものでした。
ただ、今回は募集時に対象年齢を低く設定したこともあり、参加者の中には自分ひとりでは
作り上げるのがちょっと難しそうな子もいました。ここは今後の課題だなぁ…。
まずは牛乳パックの底にのぞき穴を設けます。
配られた牛乳パックはすでに穴があけられているので、それを自分たちで広げます。
穴が上にくるように、下の部分に自分の名前を書き入れます。
その後、牛乳パックの開け口部分を少し残してきれいに切り取ります。
そして内側に折り込んで、スクリーンを貼りつけます。
一番上の写真で西田先生が手にしているものがスクリーン(プラスチックの板です)です。
レジ袋を伸ばして貼りつけてもいいそうですが、今回は簡単にできるようにこのプラ板を用いました。
これで内箱部分は完成。
内箱にスクリーンを貼りつける前にちょっと実験。
顔の前にスクリーンを置いて動かさずに、虫眼鏡を動かして像を結ぶ点を探します。
すると上下左右が逆転した像が見えてきます。
大人も子どもも皆いっせいに蛍光灯を見ていました…。
次に外箱を黒の画用紙で作ります。
牛乳パックにまきつける形で折り目をつけて、箱の形にします。
最後に、箱の先にレンズをつけて完成です。
今回はレンズはプラスチック製のものを用いました。焦点距離は約10センチ程度。
100円均一の虫眼鏡のレンズを用いてもいいそうです。
覗きたくなるきもち、わかります…。
<注意>
虫眼鏡などのレンズで太陽を絶対に見ないようにしましょう!
というか「見るな ダメ絶対」です!
眼を傷つけてしまいます!
さて完成したらさっそく撮影です。
今回はフィルムの代わりにコピーアートペーパーを用います。
これは感光紙といって、光に対して反応するもので、製図などに用いられているものです。
昔あった日光写真とほぼ同じと考えてもいいかと思います。
撮影はまずのぞき穴を覗いてピントを合わせます。
白くてあまり動かないものが被写体に向いているそうです。
ピントの位置は内箱に貼った目盛を参考に覚えます。
そう、こ.のカメラはスクリーンにコピーアートペーパーを貼るので
一度内箱を取り出さなければならないのです。
そして貼ったらのぞき穴からみることができません。
つまり、ピントの合う位置を覚えておかなければならないのです…!


被写体にカメラを向けて10分間放置します。
実は撮影を行おうとしたときに急な雨が降ってきて、そのまま時間の都合もあって解散。
雨は10分程度で止んだので、残っていた子どもたちだけで撮影会をしたのでした。

これが感光後の写真です。
感光後、裏からアイロンをあてるとこのように像が出てくるのです。
ちなみにこれは駐車場に止まっていた白い車です。
輪郭が多少ぼやけてはいるものの、きれいに出ているかと思います。
<おまけ>

実は午前中、我々スタッフも一度作り方から撮影まで指導をしていただきました。
ピントを合わせているときの様子です。
子どもたちも楽しんでいましたが、それと同じくらい大人も楽しむことができました。
なお、コピーアートペーパーは安価なものでいいとのこと。
通販サイトなどで探してみたら結構売られているようですし、
富士フイルムではA4サイズの数十枚つづりでいくら、という売られ方をしているようです。
牛乳パックサイズにカットしたとして1年で使いきれるかどうか…。
どこまで大きいカメラを作ることができるか、とか、作品集を作るとか、
来年の自由研究などにもいろいろとヒントになるのではないでしょうか。
今回の講座で予定していたすべての体験講座は終了しました。
講師の先生方ありがとうございました。
企画展の方も会期が残り少なくなっています。
まだご覧でない方は是非資料館へお越しください。