お盆直前の8月12日(金)、毎月恒例の
「くまもと自然と文化の学芸員」養成講座、第3回目が行われました。
今回は天草本渡を飛び出して、松橋のとある施設へバスで出発。
その施設とは…熊本県文化企画課松橋収蔵庫!
松橋の旧免許センターの建物と敷地を利用して、
県がこれまでに収集してきた様々な資料を収蔵管理している施設です。
資料点数は軽く60万点ほどとか。
本渡歴民と比べて、生物(植物や動物)、地質といった理系の資料も含まれています。
それでも60万点は凄いなぁ。
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あ、ちなみに「せ」はここのお引越し作業のバイトをしたことがあります。
空調もまだ全館に入ってなくて、汗だくで資料を運んだことを思い出します。
遠い昔のことですけど(笑)
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さて今回は、この松橋収蔵庫で掛け軸の取り扱いと古文書資料の調査を実習しました。
収蔵庫内の案内も向こうのスタッフさんたちにしていただきました。
ありがとうございました。
まずはガイダンス。
松橋収蔵庫の成り立ちとか、今収蔵しているモノについての説明を受けます。
なお、今回は班ごとに別れています。
午前中は3班ごとに別れて行動です。
前列の班が先に収蔵庫内の見学をしている間に、残りの班が掛け軸の扱いを
松橋収蔵庫の担当の方に教えて頂きます。
初めて掛け軸を触るという方がほとんどで、みなさん緊張されていました。
軸物の難関、紐の巻き方を練習する参加者の方々。
この結び方にはコツがありまして、慣れるまでなかなかうまく結べないんです。
結ぶというよりも引っ掛ける、というのが適切かもしれない…。
皆さん熱心に練習されていました。
掛け軸の取り扱い実習の後は、収蔵庫内の見学です。
2階のほぼ全てが資料を収蔵するスペースとして活用されていました。
ここは生物(植物類が中心)のスペース。
何の薬品かはわからないのですが、鼻につく独特の匂いがしていました。
この他に民具を収蔵するスペースや、
歴史資料(文書が中心)を収蔵するスペースなどがあります。
なお、外から虫を入れないために、1階でスリッパに履き替えるルールとなっていました。
午後は古文書の取り扱いについて。
まずはガイダンスを受けて、松橋収蔵庫がどのようなルールで
古文書を管理しているかを教えて頂きます。
その後実践です。
写真に写っている封筒は中性紙でできています。
昔の古い紙などを傷めないようにするためです。
封筒の中に1点1点古文書資料が入っています。
この古文書の内容や寸法などを記録表に記入するというのが実践編の課題。
「この文字が読めない」「これはどれに分類されるものなの?」
「縦と横はどっちをとるんだろう」と、皆さん近くの席の方や
スタッフさんたちに聞きながら一生懸命作業をされていました。
初めての方がほとんどで悪戦苦闘されていました。
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丸一日かけて取り組みましたが、参加者の皆さんは非常に充実されていたようでした。
また、博物館資料館の抱える問題などについても身近に知ってもらえたようです。
帰りのバス内では話がとても盛り上がっている方たちもおられました。
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次回第4回は資料写真の撮影の実習を行います。
今度は本渡歴史民俗資料館の研修室を使う予定です。
何を撮るのかは当日までのお楽しみ…。
(といっても資料館に収蔵されている資料なのですが。)