11月に入りましたが「触れる展示」はまだ食事関係をしております。
とはいえ、ちょこちょこ替えているんですけどね。
先月までは火吹き竹・寿司桶などをハガマや鍋と展示してました。
…ちょっとちぐはぐだったかな、と展示した本人も思っています。
最近人気なのがこれ。

天草では「ショウケ」(ショケ)と呼ばれているカゴです。
冷蔵庫が無かった時代、これに炊いたご飯や芋などを入れて蓋をして
家の涼しいところにかけて保存するときに使う道具です。
「せ」がこれまで聞いたところでは、これにご飯を入れて干していても
ねまる(傷む・腐る)ことは不思議と無かったんだそうです。
これを辞書で調べると、「飯籠(めしかご)」として次のように定義されています。
「夏の暑い時期に、炊いた飯を腐らせないように保存しておく竹製の籠。
通気性をよくするために笊目(ざるめ)網にしたものが多く、
蓋(ふた)があるものと簀(す)を蓋にするものとがある」
※日本民具学会編 1997 『日本民具辞典』 ぎょうせい より引用。
この「ショウケ」「ショケ」という言葉は、ザルを指す言葉にも使われており、
「古くは笊籬とも書き「そうり」と読んだが、それが転訛して「ざる」になったという。
「そうり」に近いソーケ(ソウケ)という表現は現在も西南日本で広く用いられており、
九州ではショウケ(ショケ)、沖縄県ではソーキ(ジョーキ)である」
そうです。
※同上書より引用。
ちなみにこの「ショウケ」は高齢の女性が大喜びで触っていきます。
みんな口々に「なつかしかねー」「あったあった」と言いながら触っています。
男性の方は見ている限りだとそんなにはヒットしていないようです。
むしろ火吹き竹を展示していた時に高齢の男性は「あったあった」とか
中には実際に吹こうとする人までいました。
やはり性別に依って思い出に残っている道具は違うんだろうなと思います。
これどうやって実証すっかな…アンケートだけで足りるんかな。
そろそろ次の展開も考えておこうかと思います。